こんにちは、Mikiです。
数か月前から就職活動中、なかなか思うような仕事に就けないのですが、訪問ヘルパーの仕事をぼちぼち始めたので紹介したいと思います。

カナダでは退院後の訪問サービスがかなり手厚く受けられるようです。
入院期間を短くしたいのも関係あるとは思いますが、できるだけ自宅へのケアに移行させる方針です。

そのため、パーソナルサポートワーカー(PSW)と呼ばれる職業の需要が高く、PSWがクライエントの自宅を訪問し、主に日常生活のサポートを行います。

看護師、理学療法士、作業療法士なども必要であれば自宅に定期的に訪問します。


このPSWという仕事、資格の必要な職業ではありません。
カレッジでPSWのプログラムを終了するとPSWとして働けます。
また、看護師のプログラムをとっている、終了した人もPSWとして働けます。

私はカレッジで看護のプログラムをとっていたのでPSWとして働いています。

PSWは老人ホームでも働けますし、私の場合は来週から、障がいのある方の施設でも働く予定です。



では、PSW は実際に自宅訪問し何をしているのでしょうか。

そのクライエントのニーズによってかわりますが、主に日常ケアの援助です。
シャワーや清拭、トイレッティング、更衣、口腔ケア、スキンケア、内服薬の時間を知らせる、食事の支度、ハウスキーピングなどが主な仕事です。

認知症がある人、一人暮らしの人などではオーバーナイトシフトが割り当てられることがあり、夜間のトイレ介助、おむつの交換、などを行います。

シフトは1時間から12時間と幅がひろく、車をもっていない私は1時間シフトの間のバス移動でけっこう時間をとられてしまうので、長時間のシフトを入れてもらうようにしています。

老人ホームと違い、一人のクライエントに集中できるので、訪問ヘルパーの方が身体的には楽です。

またオーバーナイトシフトも、基本的にはクライエントは眠っているので、自分がぐっすり眠ることはできず気を張っている必要はありますが、そこまでハードな仕事ではありません。

欠点として、レギュラーでシフトを入れてもらえないと、働きたい時間分働けない可能性があることです。

レギュラーで入っていたオーバーナイトシフトも、クライエントの状況が変わってシフトがなくなることもあります。


この会社では、以前老人ホームで一緒に働いたことがある人が、シフトを組んでくれるコーディネーターをやっています。
今回採用されたのも、その人が私を紹介してくれたからです。
なるべく彼に連絡して、長時間のシフトを入れてもらうようにしています。


ちなみに時給は18ドルです。日本円で1600円くらい。
仕事がハードでない割にいいお給料かなと思います。


この仕事も、来週から始める障がいのある施設の仕事も、ふたつともパートタイムです。

カナダでフルタイムの仕事を得るのはかなり難しいと言われています。

パートタイムで頑張って働いて、フルタイムのポジションを得られるといいなと思っています。