こんにちは、ミキです。
ナースプラクティショナーを次のキャリアアップの目標に定めたわけですが、今回はそのキッカケとなった人物についてです。

私の働いている病棟に、Geriatric Nurse Practitioner  (老人ナースプラクティショナー)が来てくれてるのですが、彼女が私を次のキャリアへ向かわせるキーパーソンとなりました。

このナースプラクティショナーとは病棟であまり話をしたことがなかったのですが、同僚の婚約パーティーでたまたま向かい合わせに座り、彼女のキャリアについての話を聞くことになりました。

彼女は20代でカナダに移民したそうですが、もともと母国ではエンジニアだったそう。

カナダに来てから手に職をということで、PSWとこちらで呼ばれるいわゆる介護士の学校に行き、介護士として働き始めました。

介護士をしながら、次は准看護師の資格を取り、次は正看護師とキャリアを築いていき、ついにナースプラクティショナーになったのです。

常に働きながら勉強も並行し、確実にステップアップしてきた彼女の話が、刺激にならないわけありません。

また彼女も移民、英語は第二外国語です。

すごい人もいるもんだなと感動しました。


どうやってナースプラクティショナーになったかはこの時は話を聞く余裕がなく、また私の中でもナースプラクティショナーを自分のキャリアの選択としてはまだ考えていませんでした。

それというのも、ナースプラクティショナーになるためには2年間の大学院入学が必要で、シングルマザーとして生活している私が学校に戻り収入が大幅に減ると、生活自体成り立たなくなり、不可能だと思っていたからです。


数日後、病棟で彼女に出会い、どこの大学に行ってナースプラクティショナーになったのかを聞きました。

ここで、オンライン大学であるAthabasca universityのパートタイムのプログラムのことを知ります。

彼女はICUでフルタイムの仕事を継続し、小さいお子さん二人の母親として子供を育てながら、3年かけてこの大学のプログラムを卒業し資格を取ったとのことでした。

ほぼ諦めていたナースプラクティショナーというキャリアの道に光が差した瞬間です。

正社員として働きながら収入を得つつ、資格を取るための勉強ができるなんて、なんて便利なんでしょう。

もちろんフルタイムで働きながらの勉強は本当に大変です。

ただ、彼女が成功を収めていること、また4勤5休の余裕のある今のシフトなら、不可能ではないと確信しました。

ここから、この大学についての情報収集を開始し、書類を集め申し込みをし、5月からのプログラム入学となりました。



何となくやってみたいと思っていること、半ばあきらめていたことなどに対して、今回のように、突然可能性が見えてくるということ、私は人生のなかで何度も経験しています。

良いタイミングで物事が起きる幸運もあるとは思いますが、それに加え、常にアンテナを張っていること、少しでも可能性があれば飛びつく柔軟さも必要ではないかなと、個人的には思っています。


皆さんにも、素敵な出会いやキッカケが降ってきますように。