こんにちは、Mikiです。
先日、日本で働いていた病院で知り合った友達が来てくれました。

彼女はトロントの病院でボランティアをやっており、日本の病院とこちらの病院についての話が盛り上がりました。
その中で家族つきそいについての話になったので、それについて紹介します。
完全看護とは、家族の付き添いなしで、面会時間意外は看護師が世話をする、というものです。

日本でもカナダでも、病院によってルールがあると思います。
行ったことのない病院は分からないので、私が知っている病院について紹介します。


・学生の時に実習に行っていた大学病院の小児病棟(10何年も前)

大部屋に簡易ベッドを入れて付き添ってもらっていたと思います。
(昔すぎてあまりしっかり覚えてない…)
大部屋での付き添いだと、今はプライバシーの問題がありますね。


・私が働いていた病院

こどもの患者に対して、家族の付き添いが原則できないことになっていました。
病院ができた時からのルールです。
最近は付き添いもOKになってきて、個室で付き添ってもらうことはありました。

ただ個室だけではなく大部屋もあるし、すべての親が付き添えるわけではありません。
赤ちゃんが泣いたときにあやすのは看護師の役割。

家族がいてくれて、遊びやあやしをやってくれたら看護師はケアやアセスメントに集中できます。

特に心臓に病気があって、酸素の循環が悪い子供は、泣くことでさらに循環が悪くなってしまうので、できるだけ泣かせたくありません。
彼らが泣くと看護師の心臓にも悪いです…。


・トロントの小児病院

付き添いが基本。
友人の印象ですが、子供の相手を家族がしてくれる分、看護師が看護に専念できていたようです。
大部屋なしで全て個室。
シャワーやトイレなど、家族の付き添える環境が整っています。


・シドニーの小児病院(一週間ほど研修に行きました)

付き添いが基本。
ここも家族が付き添える環境が整っていました。


トロントもシドニーもボランティアが多く、ボランティアの方がこどもと遊んだりしてくれていました。
日本で私が以前働いていた病院もボランティアがいましたが、こちらほど多くはないです。


トロントやシドニーでも、どうしても付き添えない家族もいるかもしれません。
でも入院している子供たちにとっては、家族と過ごせる環境はとても大切です。

友人の体験を聞きながら、やはり小児病院は家族の付き添いのメリットが大きいなと感じました。