こんにちは、Mikiです。

先日娘と私は新しい場所に引っ越し、現在は二人暮らしをしています。

引っ越し前は、カナダ人女性の家のひと部屋を借りて2年ほど住んでいました。
このオーナーとのやり取りから、私達の関係について考えました。


ちなみに、家を貸してくれている女性オーナーはlandladyと呼びます。


オーナーはすでにリタイヤ、5人子供がいるのですが、皆成人し家を出ています。


子供が多かった分部屋も沢山あるため、時々必要な人に貸していました。

私達が新しく部屋を探していた際友人の友人がオーナーを紹介してくれたのです。


キッチン、リビング、2つあるトイレは共有、共有スペースはいつでも使って良いことになっていました。   


他人と暮らすというのは楽ではありません。


お互い気持ちよく暮らすためにしたことは、まずオーナーの家であるので彼女の暮らしを尊重すること、手伝えることは積極的に、コミュニケーションは十分に、です。


キッチンの使い方などは個人の好き嫌いがあります。

私は自分の流儀にあまりこだわりがなく、合わせるのも平気なので、常に彼女のルールに沿うようにしていました。


家は3階建てなので掃除は簡単ではないですが、休みの日になるべく共有スペースも掃除していました。


オーナーだから本当の家族ではありませんが、一緒に住んでいて同じ入り口があるので、私達が遅かったりすると心配をかけます。


私の仕事の予定、出かける日、何時ころ帰るか、夕飯は食べるか食べないか、など、本当の家族以上に所在を明確にしていました。


もちろん彼女も私達に予定を教えてくれていました。


彼女ももちろん人間ですので、機嫌が悪いときもあります。

でもそれはそれ、長くは続かないので、あまり気にしないようにしていました。


車のない私達をショッピングに連れて行ってくれたり、娘の塾の送り迎えをしてくれたり、色々と助けてもらうことも多かったです。


オーナーはとてもお料理上手なので、彼女の作るディナーをいつも楽しみにしていました。


英語を教えてもらったりもしましたし、英語があまり得意でない私にとっては良い環境でした。


しかしオーナーの家から引っ越し、私と娘二人のみの暮らしになったら思った以上に快適でした。

やはり他人と暮らすというのは気を遣うんですよね。



引っ越しする際はオーナーが娘に、あなたのカナダのおばあちゃんだからね、と言ってくれました。


娘が家の鍵を返そうとした時も、それは持っていなさい、いつでも来てくれていいから、自宅以外に行ける場所も必要でしょ、との言葉。


先日のEメールの返事にも、私達二人がいなくて寂しいとの文面が。


一緒に住んでいる時も仲良くしてはいましたが、ここまで私達のことを思ってくれているというのは、引っ越しをきっかけに知ることが出来たのです。



こういう、他人と暮らし、その上で深い関係を築けるというのは、日本では起こりにくい事かなと思いました。


カナダで新たに娘に第2のおばあちゃんが出来たことに感謝。


今後もオーナーと良い関係を築いていきたいなと思いつつ今日はこの辺で。


ちなみにオーナーには、トイレットペーパー使いすぎ、電気つけっぱなしにしないで、などと家族内で言われるような小言も時々言われた事、付け足しておきます。