こんにちは、Mikiです。

今日は少しシリアスな話題です。

病院で働いていると、患者さんが他界する事はよくあります。


日本では大人の病院で働いたことがないため比較はできません。

そのため本当に私の感覚ですが、少しお付き合いください。


カナダでは入院した高齢の患者さんの具合が悪くなってくると、もう十分生きただろう、積極的な治療はやめよう、後は患者さんの苦痛がないようにしよう、となる事が多いです。

時々家族から、いや、できるだけの事はやってほしい、と言われることもあります。

しかし医師から説得され、殆どのケースで苦痛を取り除くための治療に移行します。

私はこれが自然だと思っていました。

やはり患者さんが苦しんでいるのを見ると、これ以上苦しむのは、と思うんですよね。


そんな中、考えさせられることが起こりました。


私の友人の母親が入院をし、医師にギブアップするよう勧められた、歳を取ると治療を受ける権利もなくなるのか、と友人に言われたのです。

友人は中国出身、高齢者は日本でも尊敬されるでしょう、ギブアップなんてひどい、と言うわけです。

その友人の母親の状態を考えると、医師が積極的治療から苦痛のない治療へ移行するという考えはとても理解できます。

ただ、友人の思いもすごくわかります。

入院するまでは家で元気にしていた事を考えるとなおさら。


もし自分の家族だったら確かに、もう少しこれやってみても良いんじゃないか、と思うのかもしれないな、と考えたり。


他の患者家族が、比較的スムーズに苦痛を取り除く治療への移行を受け入れているのを見ている中で、今回の友人の言葉は非常に考えさせられるものでした。


一つ思ったのは、同じ事を伝えるのであってもやはりコミュニケーションの取り方が重要だと言う事です。

ついつい医療者側の当たり前、倫理観を全面に出してしまいがちですが、患者さん、その家族はみんな違うのだという事を忘れないようにしなければ。

看護師として、少しでも患者さんやその家族が納得できるよう、苦痛を少なくするよう、助けていきたいなと思った出来事でした。


読んでいただきありがとうございます。